鹿沼カントリー倶楽部 名誉会員であり、漫画家のかざま鋭二先生が、本年10月2日にご逝去されました。鹿沼カントリー倶楽部を代表し、謹んでご逝去を悼み、生前の温かいご指導に対し、改めて御礼を申し上げます。
漫画「風の大地」を通して、かざま先生と出会い、実直で気さくなお人柄の先生に大変お世話なり、多くのご指導を賜りました。先生には、主人公 沖田圭介の育ったゴルフ場として、当クラブには何度も足を運んで頂き、ゴルフ場を可愛がってくださったことにも、感謝の言葉しかありません。ある夕方、レストランのテラス席から、柱に肘を掛けて南コースを見つめておられたお姿が今でも目に焼き付いています。いまは、かざま先生に、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
大変お世話になったのにも関わらず、ご生前中に何のご恩返しも出来ないうちにお亡くなりになられ、誠に悔やまれてなりません。これからも坂田プロや関係者の皆様にご協力頂きつつ、かざま先生の思いを承継し、この鹿沼カントリー倶楽部を「風の大地」の聖地として、多くのファンや会員の皆様により一層愛して頂けるよう、これからも邁進して参ります。
最後に鹿沼カントリー倶楽部を代表して心より感謝を申し上げ、かざま鋭二先生のご冥福をお祈り申し上げます。
令和4年10月5日
株式会社 鹿沼カントリー倶楽部 代表取締役 福島範治
かざま鋭二(かざまえいじ)
1947年6月10日、東京都生まれ。本名は近藤秀樹(こんどうひでき)1966年デビュー。
川崎のぼるのアシスタントを務めたあと、1969年に週刊少年キング(少年画報社)にて、笠原剛三の小説を原作に「栄光への5000キロ」を発表、以降一般誌へと活動の場を移す。
1990年にビッグコミックオリジナル(小学館)で、原作者・坂田信弘と共に、ゴルフを題材にした「風の大地」を連載し、1994年に第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した。
「ひかりの空」「親玉’S マスターズ」「球追う日日」「大地の子シリーズ」など、ゴルフマンガで数々のヒット作を持つ。